無資格だけど無責任じゃいられない
またも、ご近所の老夫婦の話です。
ご主人が免許を返納されて買い物もタクシーを使っているそうなので、3年程前から、母を買い物に連れて行く時に、一緒にスーパーまで行くようになっていたんです。思えば、パチプから介護を志す第一歩の出来事が、このお買い物介助だったのかもしれません。
昨日も毎度のように、オレと母と老夫婦の4人でガッツリ一週間分の買い物をして、老夫婦宅まで送っていった時に事件が発覚しました。
ご主人のポケットにワンカップが入っている!
実は、奥さんの手指の麻痺は、酔ったご主人に突き飛ばされて手を突いた時に痛めたのが原因。
それ以降は、息子さんの帰宅時に一緒に呑むのがルールとなり、一切の酒は買わないようになっていたんです。
このお酒はどうしたの?
うちのが買った、金を持っていたので自分で買ったなど、言うことがコロコロ変わる。挙げ句には、こんなの知らんと言い出す始末。認知症だから仕方ないと分かっていてもやるせない。自分もパチプの前は小売業だったので、万引きということが、許されざる行為、憎むべき行為であることは痛い程分かっているだけに、悔しくてしょうがない。とりあえず、ワンカップをオレが預かることに。
以前に息子さんから、帰宅したら見知らぬ酒の空き容器あったので、オレから金を借りて買ってないだろうかって聞かれたこともあって「お金は貸してないよ」って答えていたんですが、こういうことだったとは。。。。
実はご主人の万引きは、今回が初めてではありません。半年程前も車から降りる時、後ろポケットに禁止になっている酒が入っていたことがありました。その時は現認したわけでは無かったので、次の買い物への車中で「また、スーパーでジイさんが万引きで捕まって、パトカーで連れて行かれてたよ」なんて話をしてプレッシャーをかけたのですが、それからしばらくして、酒売り場をウロウロしていたご主人のポケットにワンカップが!抜き取って「これどうしたの?」と聞くと「今から戻しにいく所だよ」とトボケる始末。先回りして酒売り場に行くとかして、気をつけていたつもりだったんですが。。。。
ワンカップを持ってスーパーへ。
事情を説明したら、「よっぽど呑みたかったんでしょうね」「このお酒は戻しておきますね」と笑顔で対応していただき、ホッと胸をなで下ろす。オレが小売現役だったら万引き憎しで、こんな対応できなかっただろうなぁ。。。。
明けて月曜日、朝から地域包括へ。
担当のソーシャルワーカーさんに万引きの件を伝える。そして近所の人が、深夜にベロベロに酔って顔面にアザを作ったご主人が歩道で寝ていたので、車に乗せて家まで送り届けたことがあったことも伝える。この時も本人は転んだと言っていたらしいけど、9割がた、息子さんから殴られたんだろうと。そして殴った原因は、ご主人が万引きした酒を呑んでいたことだろうと。ポケットからの酒を見た奥さんも特別驚いていたように見えなかったので、ご主人の万引き癖は、周知の事実であろうということ。なので、今回の万引きは、敢えて息子さんには伝えないので、息子さんと接触する際には、さりげなく盗癖のある人の例を出して、適切な対応へとアドバイスして欲しいと。
更に、ご主人の認知症が進むのを見越して成年後見制度や、奥さんの障害者申請や生活用具給付などにも強いケアマネを紹介するようにお願いしておきました。医療職系のケアマネは福祉に弱い面がありますからね。
オレはまだ介護職でも福祉職でもないし、ましてや家族でもないのに、何をアタフタしてんだろうなぁ。。。。
でも地域包括の相談員さんに話をしたら、ずいぶん楽になりました。
しかし、今回みたいにトボケれば誤摩化せるといった"成功体験"を植え付けただけじゃなかったのか、他の方法は無かったのかという気持ちは残ったままです。
ご主人が免許を返納されて買い物もタクシーを使っているそうなので、3年程前から、母を買い物に連れて行く時に、一緒にスーパーまで行くようになっていたんです。思えば、パチプから介護を志す第一歩の出来事が、このお買い物介助だったのかもしれません。
昨日も毎度のように、オレと母と老夫婦の4人でガッツリ一週間分の買い物をして、老夫婦宅まで送っていった時に事件が発覚しました。
ご主人のポケットにワンカップが入っている!
実は、奥さんの手指の麻痺は、酔ったご主人に突き飛ばされて手を突いた時に痛めたのが原因。
それ以降は、息子さんの帰宅時に一緒に呑むのがルールとなり、一切の酒は買わないようになっていたんです。
このお酒はどうしたの?
うちのが買った、金を持っていたので自分で買ったなど、言うことがコロコロ変わる。挙げ句には、こんなの知らんと言い出す始末。認知症だから仕方ないと分かっていてもやるせない。自分もパチプの前は小売業だったので、万引きということが、許されざる行為、憎むべき行為であることは痛い程分かっているだけに、悔しくてしょうがない。とりあえず、ワンカップをオレが預かることに。
以前に息子さんから、帰宅したら見知らぬ酒の空き容器あったので、オレから金を借りて買ってないだろうかって聞かれたこともあって「お金は貸してないよ」って答えていたんですが、こういうことだったとは。。。。
実はご主人の万引きは、今回が初めてではありません。半年程前も車から降りる時、後ろポケットに禁止になっている酒が入っていたことがありました。その時は現認したわけでは無かったので、次の買い物への車中で「また、スーパーでジイさんが万引きで捕まって、パトカーで連れて行かれてたよ」なんて話をしてプレッシャーをかけたのですが、それからしばらくして、酒売り場をウロウロしていたご主人のポケットにワンカップが!抜き取って「これどうしたの?」と聞くと「今から戻しにいく所だよ」とトボケる始末。先回りして酒売り場に行くとかして、気をつけていたつもりだったんですが。。。。
ワンカップを持ってスーパーへ。
事情を説明したら、「よっぽど呑みたかったんでしょうね」「このお酒は戻しておきますね」と笑顔で対応していただき、ホッと胸をなで下ろす。オレが小売現役だったら万引き憎しで、こんな対応できなかっただろうなぁ。。。。
明けて月曜日、朝から地域包括へ。
担当のソーシャルワーカーさんに万引きの件を伝える。そして近所の人が、深夜にベロベロに酔って顔面にアザを作ったご主人が歩道で寝ていたので、車に乗せて家まで送り届けたことがあったことも伝える。この時も本人は転んだと言っていたらしいけど、9割がた、息子さんから殴られたんだろうと。そして殴った原因は、ご主人が万引きした酒を呑んでいたことだろうと。ポケットからの酒を見た奥さんも特別驚いていたように見えなかったので、ご主人の万引き癖は、周知の事実であろうということ。なので、今回の万引きは、敢えて息子さんには伝えないので、息子さんと接触する際には、さりげなく盗癖のある人の例を出して、適切な対応へとアドバイスして欲しいと。
更に、ご主人の認知症が進むのを見越して成年後見制度や、奥さんの障害者申請や生活用具給付などにも強いケアマネを紹介するようにお願いしておきました。医療職系のケアマネは福祉に弱い面がありますからね。
オレはまだ介護職でも福祉職でもないし、ましてや家族でもないのに、何をアタフタしてんだろうなぁ。。。。
でも地域包括の相談員さんに話をしたら、ずいぶん楽になりました。
しかし、今回みたいにトボケれば誤摩化せるといった"成功体験"を植え付けただけじゃなかったのか、他の方法は無かったのかという気持ちは残ったままです。
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